この法人は、一般市民、医療機関及び医療従事者に対して、地域社会における小児救急医療に関する支援や啓発普及、

調査、研究、人材育成などに関する事業を行い、保健、医療、社会教育の推進、こどもの健全育成に寄与することを目的として活動しています。

新着情報

          

2019/6/05 電話応対スキルアップ研修会の募集を開始しました。WEB申込みフォームから申込み可能です!

2018/9/12 活動報告に第28回日本外来小児科学会年次集会についてをアップしました。

     

2018/7/10 研究のお知らせを更新しました。

     

2018/5/22 活動報告に第4回定期総会についてをアップしました。

           

2018/3/7  研究のお知らせページが追加されました。

     

2017/11/13 団体概要に中間決算活動報告書をアップしました。

     

2017/11/9 活動報告に電話応対スキルアップ研修会の様子をアップしました。

     

2017/6/6  団体概要に平成28年度事業報告書・決算書をアップしました。

     

2017/5/29 活動報告に平成29年度第3回定期総会についてアップしました。

     

2017/04/01 【#8000事業】相談用電話機が3台から4台に増えました。

     

2016/10/11 活動報告に電話応対スキルアップ研修会の様子をアップしました。

     

2016/09/08 活動報告に第26回日本外来小児科学会年次集会への参加をアップしました。

     

2016/08/18 ホームに10月1日(土)人材育成事業の研修内容・応募用紙をアップしました。

     

2016/07/16 活動報告に電話応対スキルアップ研修会の様子をアップしました。

     

2016/06/21 近畿ろうきんNPOアワード<はぐくみコース>はぐくみ賞を受賞しました。

     

2015/12/28 コラム「病気やけがとつきあって」を追加しました。

     

2015/12/15 活動報告に第2回電話応対スキルアップ研修会の様子をアップしました。

     

2015/12/03 活動報告に第5回電話相談員研修会の様子をアップしました。

    

2015/11/10 活動報告に第1回電話応対スキルアップ研修会の様子をアップしました。

2015/10/01 研修会のご案内を追加しました。

2015/09/17 沿革を追加しました。

2015/09/07 活動報告に先日行われました理事会の様子をアップしました。

2015/07/15  ホームページを新規オープンしました。

<#8000相談員対象>メール問題集に挑戦しよう!

 

 

 

相談員の皆様へ

平成301130

 

 

電話相談は日常診療と異なる姿勢で受け答えしないといけないのですが、その切り替えや電話相談のスキルは意識的に身につける必要があると思います。年間の研修では、全員が一同に研修を受けることは不可能でもあり、そのあたりをどの程度伝えているか気がかりです。そこで、今回新たな取組として、メール問題を試みることにしました。

  

 毎週2問、皆様にメール問題を送ります。1週間以内に答えの番号を返信してもらうと解答と次の問題を送信するという方式で、計10問送ります。

 

 

 電話相談は、正解・不正解があるようでないように、この問題も正解・不正解が明確でない問題もあります。取り組んで考えるプロセスが大事なので、是非挑戦してください。 

 

 

NPO法人会員の方は、全問参加されると図書カード1,000円分を進呈します。

Let’s try!

  

 

 

NPO法人さぽネット代表

 

福井聖子

 

 

問Ⅰ.♯8000の相談を行う際、日常診療などの業務の時と切り替える必要が出てくると思います。あなたが意識しているのは、次の項目のうちどれですか? (複数回答可)

  1. 保護者との関係性を、指導から支援に変える
  2. 診断よりも判断を考えるようにする
  3. 受け入れ機関(紹介先)は自分の勤務先と違うことを意識する
  4. 専門用語を使わないようにする
  5. その他

平成30年12月3日配信/12月9日〆

 

<Ⅰ.解答/解説>

 

#8000は、顔の見えない匿名の相手に対し相談に応じるものです。病院やクリニックで子どもも見ているとき

とは違う配慮が必要ですが、つい日頃の対応で会話することがあるようです。各項目の意図を再認識してお

きましょう。

 

 

1.「正しい知識を教える」ことを優先せず、「保護者ができていることを認める」「知りたいことに応じる」ことを

大事にしましょう。

 

 

2.患者が見えない状態で、どんな人かわからない保護者の言葉から正確な診断を導き出すことはできません。保護者が子どもの様子を見てどう行動すればいいかを判断し、判断の理由や基準を示すことが重要です。

 

 

3.病院やクリニックに勤務している場合は、「うちの病院やクリニック」での受診の仕方等を説明すればいい

のですが、府内の夜間の受診機関にできることは限られているので、その範囲を意識しておきましょう。

 

 

4.「症状」「炎症」「脱水」や病名、体の名称として「そけい部」「鎖骨」などはわかると思いがちですが、多くの

保護者にとっては聞き慣れない言葉です。通じていないと思う場合は、さらにわかりやすい表現や言いたい

ことの伝わり方を意識しましょう。

 

 

5.その他は、今後の参考にさせていただきます。

 

 

Ⅱ.発熱の相談の際、聴き取る項目として重要視していることを優先順位の高いものから番号順に並べてください。

  1. 受診したかどうか
  2. 今の子どもの全身状態(機嫌・睡眠・遊び方など)
  3. 子どもの様子(手足の温感・顔色など)
  4. 保護者の聞きたいこと
  5. 保護者のケアの状況(水分・衣服・クーリングなど)
  6. 座薬の有無
  7. 保護者が受診希望かどうか
  8. 受診時の診断
  9. 子どもの今までの経過
  10. その他       

平成30年12月3日配信/12月9日〆

 

 

   <Ⅱ.解答/解説>

 

福井解答:42395187610

 

 

 実際の会話で、これらの項目すべてのチェックや解答順に聞く必要はありませんが、保護者が聞きたいこ

と(4)に対して、納得のいく情報提供が重要です。電話の向こう側にいる子ども(239)と保護者(5176

に合った内容に、専門的な知識(8参照)を当てはめて、保護者が知りたかったことに応じるようにしましょう。

 

 

 

*福井解答だけが正解ではありません。

 

4が比較的前に来ているか、23918より前にあるかが、この問題の解答としては重要です。

 

 

Ⅲ.♯8000の相談を行う際、会話で優先していることはどのようなことですか?

1.保護者の話を遮らないで聴くことにする

2.子どもの状態を早く把握する

3.保護者が聞きたいことを知ろうとする

4.保護者の質問に早く答える

5.問診をして、病名を考える

6.保護者が今までしてきたことを聞き取る

7.その他

 

平成30年12月10日配信/12月16日〆

 

   <Ⅲ.解答/解説>

 

    優先順位の高い項目:123・6も状況によっては大事です。

    45は優先しないようにしましょう。

 

     保護者は子どもの病気やけがについて聞きたいことがあるから電話しています。

     保護者は混乱していることもあるので、自分が何を聞きたいのか整理されていないこともよくあります。

     そこを聴き取ることが大事ですが、難しいことでもあるので、経験や技術が必要です。

 

   4: 保護者がとりあえず質問したことは本当に聞きたいことと違うことがあります。保護者が聞きたいことや

      子どもや家庭の状況と一致しない内容を答えようとして話始めると、会話がかみ合わなくなります。

     「早く答える」より「よく聞いて相手に合わせる」方が、相談時間が短い場合もあるので、落ち着いてよく

     聴きましょう。

 

   5:  保護者が電話で伝える子どもの症状は、見て確かめることもできず、確実なことは言えません。

      病名がすぐ浮かぶ場合もありますが、病名を考えるために問診をするのではなく、今の状態の判断や

      保護者のやりたいことの妥当性などをいっしょに考えることが大事です。

 

 

Ⅳ.嘔吐の相談の際、聴き取る項目として重要視していることを優先順位の高いものから番号順に並べてください。

 

1.受診したかどうか 

   2.今の子どもの全身状態(機嫌・睡眠・遊び方など) 

   3.子どもの様子(顔色・手足の温感など) 

   4.嘔吐の状況(経口摂取と嘔吐のタイミングなど) 

   5.吐物の性状

   6.保護者の聞きたいこと 

   7.保護者が受診希望かどうか

   8.受診時の診断

   9.子どもの今までの経過

  10.その他

 

平成30年12月10日配信/12月16日〆

 

 <Ⅳ.解答/解説>

 

  福井解答:45239671810

 

 

  嘔吐は、子どもの状態や吐物(4523)を観察すると、その時点の体調や胃腸の動きなどがわかります。

  保護者は慌てていることも多いので、いっしょに子どもの様子を見るように会話が流れた方が、保護者とし

  ては話しやすいし観察もしやすそうです。保護者が聞きたいこと(6)やどうしたいか(7)も大事なことなので、

  子どもの様子や今までの状況を聞きながら、67も探っていくといいでしょう。電話の前に受診している場合

  は、早めに18を聞いた方が、69とつなげて考えやすい場合もあり、実際の相談では96718は順不同

  になると思います。

 

 

 

Ⅴ.♯8000で、受診の判断を行う場合、気をつけていることはどのようなことですか?

 

1.子どもが安全であるよう、受診につなげるようにする 

 

2.不要不急の受診をしないように指導する 

 

3.マニュアルの判断基準を参考に指導する 

 

4.マニュアルの判断基準を参考に保護者の事情に応じて考える 

 

5.保護者の受診・非受診の希望を聞きとるようにする

 

6.その他

 

平成30年12月17日配信/12月23日〆

 

 

  <Ⅴ.解答/解説>

  

福井解答:45が重要  123は考え方の方向性として間違い

 

受診の判断は、相談員側の判断を基に保護者が受診できる場合や受診したい場合、受診が難しい場合や

受診したくない場合に、どうすればいいかをいっしょに考えることが大事です。一方的な指導にならないよう

に気をつけましょう。

「何でも受診した方が安心」とか「軽症者は受診させないように頑張る」といった発想は、「相談」ではありません。

 

Ⅵ.乳幼児の咳や喘鳴の相談の際、聴き取る項目として重要視していることを優先順位の高いものから番号順に並べてください。

 

1.受診したかどうか 

2.受診時の病名 

3.今の子どもの全身状態(機嫌・睡眠・遊び方など) 

4.咳や喘鳴の様子

5.呼吸の状態 

6.保護者の聞きたいこと 

7.保護者のケアの状況(水分・保温加湿など) 

8.保護者が受診希望かどうか

9.子どもの今までの経過

10.その他

 

平成30年12月17日配信/12月23日〆

 

 

 

  <Ⅵ.解答/解説>

 

 

    福井解答:45367912810

 

 

  乳幼児の喘鳴は呼吸困難を起こしていないかが気になるので4537が優先です。

  ケアの状況や電話の前に受診したときの診断とその後の変化も大事な情報です。

  678などを聴き取る際、保護者が家庭でどこまで対応できるか、症状の進行具合をどう考えているか

  なども推し量りながら話を聴くようにしましょう。

 

 

   

 

 

 

 

  

Ⅶ.喘息の相談の際、聴き取る項目として重要視していることを優先順位の高いものから番号順に並べてください。

   1.受診したかどうか 

   2.受診時の病名 

 

   3.今の子どもの全身状態(機嫌・睡眠・遊び方など) 

   4.咳や喘鳴の様子 

 

   5.呼吸の状態 

 

   6.保護者の聞きたいこと 

   7.保護者のケアの状況(水分・保温加湿など) 

   8.吸入薬の有無や使い方 

   9.保護者が受診希望かどうか 

       10.子どもの今までの経過  

 11.その他 

 

平成31年1月7日配信/1月14日〆

 

 

  <Ⅶ.解答/解説>

 

 

   福井解答:45361012・8・7911

 

  喘息は今の発作がどの程度であるかが大事なので、気になるので453が優先です。保護者が何を知りたい

  かは、ある程度早めに把握しておくと、流れはスムーズです。喘息では、日頃基本治療として抗アレルギー薬

  を飲んでいるか、吸入薬を持っているかを聞くと重症度がわかります。日頃の指導に沿った助言が必要なので、

  確認の上、話を進めましょう。

 

 

 

  *福井解答だけが正解ではありません

  6の優先順位は、最初でもいいです。発作の状態や重症度、治療経過などはとても大事ですが、

  保護者の聞きたいことを差し置いて会話しないように気をつけましょう。

 

 

Ⅷ.泣き止まない相談の際、聴き取る項目として重要視していることを優先順位の高いものから番号順に並べてください。

 

1.子どもの泣き声の元気さ 

 

2.どのぐらい続いているか 

 

3.泣く前の子どもの全身状態(機嫌・哺乳状態など)

 

4.今のこどもの状態(顔色・手足の動きなど)

 

5.保護者が話を聞いて行動できるか 

 

6.保護者の聞きたいこと  

 

7.保護者の家庭事情(父親等誰か大人が居るかなど)

 

8.保護者が受診希望かどうか 

 

9.その他 

 

平成31年1月7日配信/1月14日〆

 

 

  <Ⅷ.解答/解説>

 

 

   福井解答:124368759

 

   相談員側は、まず病的か単なる激しい泣き方なのかを判断して、話を進めることが大事です。

   保護者が単に慌てて何とかしたいために相談したのか、受診する後押しが欲しいために相談

   したのかなどで、助言のあり方が変わってきます。子どもの泣き声を聞き取ったら、赤ちゃんの

   場合電話口から遠ざけてもらって、できるだけ落ち着いた状態で会話できるようにしましょう。

 

 

 

Ⅸ.頭部打撲の際、聴き取る項目として重要視していることを優先順位の高いものから番号順に並べてください。

 

1.受診したかどうか 

 

  2.今の子どもの全身状態(機嫌・睡眠・遊び方など) 

  3.打撲の状況(どんなところで、受傷したか)

                  4.子どもの打撲時の状況(どこを打ったか、そのときの様子) 

                  5.打撲した部位の状態(出血・腫れ・へこみ・痛みなど)

                  6.保護者の聞きたいこと 

 

  7.保護者のケアの状況 

                  8.保護者が受診希望かどうか 

 

  9.その他

 

平成31年1月15日配信/1月20日〆

 

 

  <Ⅸ.解答/解説>

 

    福井解答:34526781

 

 

    68の優先順位は、最初でもいいです。慌てていて相談にならない場合は受診を勧めればいいです。

    3452は、実際の相談では順不同の場合が多いと思いますが、345を聞くと、保護者は話しやすく

    自分の状況を理解しようとしてくれていると感じるようです。打撲の状況がわからない場合は、責めに

    聞こえないように42に話題を移しましょう。

    相談員としては、3452を確認してから話を進めると、あとで助言内容が変わるのを避けることが

    できます。

 

 

Ⅹ.4ヵ月未満の発熱の際、聴き取る項目として重要視していることを優先順位の高いものから番号順に並べてください。

 

1.予防接種をしたか 

 

2.母乳またはミルクの飲み方(哺乳力) 

 

3.機嫌

 

4.今の環境(衣服・室温・寝具など) 

 

5.体温の経過 

 

6.保護者が受診希望かどうか 

 

7.保護者の聞きたいこと

 

8.その他

 

平成31年1月15日配信/1月20日〆

 

 

  <Ⅸ.解答/解説>

 

    福井解答:23541768

 

   7の優先順位は、最初でもいいです。慌てていて相談にならない場合は受診を勧めればいいです。   

    2ヵ月未満は「機嫌」がわかりにくい場合があるので、哺乳力の方が目安としてわかりやすいです。

   予防接種後の発熱もよくあるので確認した上で話を進めるといいのですが、まずは子どもの状態を

   よく聞くことから始めましょう。

 

 

 

 

以上で2018年度メール問題集は終了です。

ご参加いただきました相談員の皆様ありがとうございました。

全問ご参加いただいた方には、後日定期郵便に同封して参加賞(図書カード1000円分)をお送り致します。

※NPO会員であることが条件になります。

 

 

2019年1月21日

NPO法人小児救急さぽネット

事務局